雪の日

最近、東京にも大雪が降った。

子供の頃は雪が降ると大喜びして、雪だるま!かまくら!雪合戦!!

…だったのに今は。

もう外は大雪なのにはやく帰らせてくれ上司よ…。と思いながら仕事は続行。

さすがに帰れと指示が出て、思い切って外に出たけれど、

さ、、さむい。

やっとの思いで駅に着いたけれど、駅は大混雑。

雪なんて、いいことないじゃないか。

そう思って近くのカフェでひとまず休憩することにした。

どうせ混んでいるし早く帰れないならゆっくり帰ろう。

寒い日に飲みたくなるのはあまーいホットココア。

ああ…あったまる…

そう思いながらココアをすすっていたら、隣の席の女性2人組の会話が耳に入ってきた。

様子を見た感じ、今日、彼女たちは合コンだったらしい。

さすがにこの雪で中止になったとか。

当然だろう…と思っていたが、どうやら悪口が聞こえてくる。

なんでだよ、せっかく準備して、雪の中歩いてきたのに、そんな内容の会話だった。

どんだけ合コンしたかったんだよ…と心の中でつぶやいて、イヤホンで耳にふたをした。

疲れているときにいつも聞きたくなる、自分で作ったプレイリストの神曲たち。

小1時間はいただろうか。

そろそろ帰ろう、イヤホンを外し、席を立とうとした。

ちょうど、隣の女性たちが「ここだよー!」なんて声を出す。

やってきたのは笑顔の男。

「車、すぐ下に止まってるから!」

…まじか。

こんな大雪の中、車を出して、迎えに来てくれて、送ってくれる男…。

さっきまで合コンしたいとほかの男の話をしてたのに…。

世の中すごいな、、帰ろ。

もう彼女たちのことをその日思い出すことはなかったけど、3日くらいたった今日、ちょっと思い出して、溶けて崩壊しかけた雪だるまを見た。

なんかよくわからないけれど、雪いいなって思った。